在外投票の試み à Paris, France パリ, フランスでの

最近(2008-08-12)は, 日本国籍を持ってさえいれば, 国外に住んでいても, すなわち日本国内に住民登録がなくても, 国外で日本の大使館や領事館に在留届を出していて, さらに自発的に在外選挙人名簿に登録していれば, 日本の国政選挙に投票できる. 滞在許可証を取得して何十年フランスに滞在していてもそう. 一方(少なくとも現在のところ), フランス国籍でない限り, 地方自治体の選挙であれ, フランスの選挙では投票できない. 国籍が日本だっていうのはこういうこと?

投票できるのにしていないと, 将来選挙に出たときにネガティブキャンペーンの材料にされかねないし(?), 怖いもの見たさで登録してみることに.

  • 在外選挙人名簿登録申請書(本人+家族)
  • 申出書(家族)

を印刷, 記入し,

  • パスポート(本人+家族)
  • 最近3か月間の居住を証明する書類(貸家の契約書, 電気や電話の請求書など)[ただし, 3か月以上前から在留届を出している場合はそれで十分. また3か月未満しか在住していない場合もとりあえず申請できる. 3か月に達するまで"預かり"状態になる]

を持って, いきなり在フランス日本大使館(7, Av. Hoche)に行けばいい.

その場で, 登録証返信用封筒の宛名を書き, 日本の(直前に住民登録していたところの)選挙管理委員会の宛名を住所録から写す(人数分)のをお手伝いしておしまい. 2か月くらいで登録証が送られてくるとのこと.

この仕事というのは, 総務省の仕事を, 外務省が出先機関として手伝ってあげているようなもの?. パンフレットは外務省の名前で作られているけど. 登録のrequestは日本に送られてそこで処理されるみたい.

外務省的には, 在留届と同時に在外選挙人名簿への登録もしましょうって言ってるけど, Parisの場合, 在留届はWebで出せちゃうのに対して, 在外選挙人名簿への登録は(もちろん)パスポートの確認が必要だから大使館に直接出向くことが必要. 日本国内の自治体(住民登録の主体)と領事館の間でも, 日本の自治体間のように, 転出-転入届みたいにする(すなわち在留届と在外選挙人名簿への登録を一体化する)という手もあるかも.

在外投票関係書類様式

在外選挙人名簿登録申請書
在外選挙人名簿登録申請書記載事項等変更届出書
在外選挙人証記載事項変更届出書
在外選挙人証再交付申請書
申出書
投票用紙等請求書(郵便による在外投票)の様式