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国外から日本に速達よりも国際宅配便よりも速く安く文書を送る方法

国外から日本に文書を速く送る, それはもちろんe-mailに添付で送ればいい. しかしそうもいかないこともある.

  • パターン1 直筆のサインや印鑑が必要な場合や, 先方の用意したフォームに記入して送らなければいけない場合. これはもうCO2排出枠を消費して飛行機で輸送するしかない. その場合のパリParis発, 日本着の話は http://d.hatena.ne.jp/hig3/20090221/1235208052 で書いた.

  • パターン2 ただの文書なのだが, 先方がe-mailを使えなかったり, 印刷した文書で送ること, 郵便で送ること, のような指定のある場合. そしてファクスも何らかの理由でだめな場合. スキャンしてメールに添付し, 国内の知り合いに頼んで, 印刷して郵便で送ってもらうということが考えられる. 知り合いに頼らなくても商業的にこれをやっているところはないのか? これが以下のテーマ.

なお, 以下のサービスには, 差出は国内からのみ, としているものもあるが, IP address や発信者番号をチェックしてるのかな〜? それとも, 宛先人不明で返送できる住所が国内にあれっていう意味?

ハイブリッドめーる

http://www.post.japanpost.jp/service/hybrid/ 2015現在は廃止. Webゆうびんが後継サービス.

WebでMicrosoft Word/Excel/Powerpoint 形式, PDF, 一太郎形式などをuploadすると白黒またはカラーで印刷して普通郵便で送ってくれる日本郵便のサービス. 差出人が自分自身であるような普通の郵便として送れる. 安い. ただし, 1通に1.5MB, 2ページまでしかいれられないらしい.

実装には90年代の匂いが強いサービス. クレジットカード番号はSSLは信じられないから電話で登録. Windows 2000までしか公式には対応してない. Netscape Navigator に対応してる. が, 現時点でも有用に思える.

国内用として

80円の普通郵便と比較では安く思える. 100円からなので, 切手と封筒を保守してポストまで歩くカロリーを考えたら国内で使ってもいいかと思えるぐらい.

しかし, それは電子化によるコストカット分をぜんぶ日本郵便にプレゼントしちゃってるということ. 本来, コストは普通郵便より安くなっているはずで普通郵便より高くなるのはおかしい. 切手の印刷販売, ポストからの回収, 地方の中央局への配送のコストがゼロになっているし, 宛名にバーコードがつくからその後の配達も楽なはず. 便箋封筒印刷挿入を考えても, もっと安くていいのでは? 各配達局で印刷するようにすれば(たいした投資じゃないはず)もっと速く安くできるはず.

配達証明として

これにサービスをかぶせる形(?)で, 電子内容証明郵便(e内容証明)が提供されている. プロプリエタリな技術のWindowsアプリケーションを使う.

内容証明とWebから差し出しを組み合せるのは自然な発想. スキャンとデータ保存の手間を大幅に省く. France のLa Posteでも, 配達証明recommandée+AR(recommandée=書留, AR=Avis de Recevoir=配達証明)はWeb からtextを入力して送れる. pdf, doc, xls など(の印刷イメージ?)も送れる. 配達証明といってもélectroniqueの場合は中身まで記録してくれるから内容証明に近いか? Franceでは配達証明は一般的で, 住宅の退去通知, サービスの解約通知, 払い戻し請求などによく使われる. やったやらないの水掛け論を防ぐ(こうでもしないと水掛け論になる?)ためだろう.

独自アプリケーションを使わないこういう形のほうがいいと思うが, 日本郵便のものは漢字の字体とかの問題があってイメージでやらざるを得ないのか?

オンラインプリントサービス

Webやメールで入稿, クレジットカード払い, 配達までやってくれる印刷サービスを利用するという手がある. 印刷代+国内の宅配便料金ぐらい. ただし, 差出人名はサービス会社になってしまうだろうから, 用途によっては使えないかも.

やっている会社としては, 大手では

FedEx Kinko's Japan Online Print https://www.kinkos.co.jp/store?vgform=SimpleForm&template=default/printservice/print_service_order_top.html

その他, プリントサービス, 出力サービス, オンラインプリントなどで検索するといくらでも出てくる. 近所になじみの店を持っておくべきかも.

以下では, 本題からそれて, その他の (Web,Mail)←→在来型メディア 型のサービスを挙げてみる

Web,e-mail←→FAX

先方がFAXなら受け付けるという場合も同様の質問ができる. つまり, Webで添付ファイルをアップロードしたらFaxに出力してくれるようなサービスは?

このようなサービスはいろいろあるが, 例えば, NTT Communications の iFax がその例. iFax は, 以前のアナログ回線時代から(?)NTTがやっていて超有用だったF-NETの後継サービスであるらしい. F-NETは, 遠隔地(例えば海外)から日本の何カ所かにFaxを送ろうとすると料金がかさむが, F-NETのサーバに1回Faxして, そこでduplicateしていろいろなところに送ってくれれば国内通信ですむから安くなる, (その他再送管理などもある)という同じ精神のサービスだった. iFaxはサーバへのuploadがWeb経由も可能になったというわけ. http://www.ntt.com/iFAX/

Web→電報

NTT東西のD-Mailがそれ. ハイブリッドめーるの入力をテキストに限定し, 配達を速くし, 会社をNTTに変えたもの(?). 差出人の名前住所が表示されないのは電話の一種だから?

NTT東日本 | 電報申込サイトD-MAIL http://www.ntt-east.co.jp/dmail/ NTT西日本|インターネット電報 D-MAIL http://dmail.denpo-west.ne.jp/

電報では電話よりこっちが中心になってしまったのでは?

その昔はプッシュホンのボタン操作で電報が送れるとか新幹線のチケットが取れるとかっていうのがプッシュホン=トーンダイヤルの宣伝文句でしたよね〜←歳がわかる.

FAX→郵便

レタックス - 日本郵便 http://www.post.japanpost.jp/service/letax/

D-Mailの申込部分をFaxによるイメージ送信に変更し, 配達部分を電報から同程度のスピードの郵便に変更し, 会社を日本郵便にもどしたのがこれ.

あるいは, ハイブリッドめーるのテキスト入力の申込部分をFax,電話に変更したとも言える.

何ページでも送れるが1ページ200円という法外な値段. ハイブリッドめーると統合してWebでも受け付けるようにしたらそれなりにユーザを獲得できるのでは.

本題からはそれるが. これには祝電の用紙なども用意してある. 結婚式の祝電などはこちらのほうが安い. でもそうするとなぜ普通の手紙じゃいけないかということになる. 電報は不思議な付加価値を獲得してますね.

Web→葉書,年賀状

これは2007-2009年頃に始まったトレンド. ハガキ作成 | So-net http://www.so-net.ne.jp/postcard/ 投函までやってくれる.

SNS→年賀状

2009年の年賀状から始まった. 相手の住所を知らなくていいというところが新しい. 差出人住所を記載するか, とか受取人が受取を辞退できる, とかプライバシー的にはややこしい考慮があるのね. [mixi] ミクシィ年賀状 http://mixi-nenga.jp/

携帯メール→年賀状

これも相手の住所を知らなくていい. EZケータイPOST | EZweb | au by KDDI http://www.au.kddi.com/keitai_post/ いったん差出人にまとめて郵送して手書きの機会を作ることもできる, とのことだが, プライバシー的に, きっと, auに登録されている住所を使った場合はできないんですよね(?)

日本郵便の年賀状葉書印刷サービス

日本郵便も, Webから年賀状の表裏を作成してくれるサービスを始めた. しかし, そのまま宛先に送ってくれるわけではなく, まず依頼人に束で送ってきて, 依頼人が投函するらしい. これは, 依頼人が納品チェックするという当然の手続きとも, 手書きの追記を可能にするという年賀状文化保護政策ともとれるが, 直接送ったら, ポストからの回収の分の手間がない分値段を下げるべき, したがって電子郵便は普通の郵便より安くなるべき(印刷代を除けば)というパンドラの箱を開けることを恐れているからではないかと邪推する人もいるかも(含む私).