Trusted domain にない複数台のリモートのHyper-V Server を1台のクライアントの Server Manager に登録するときの WinRMのネゴシエート認証エラーの回避

Windows Remote Management Service (WinRM Service)において, trusted domain 内にあるわけでないサーバ(たとえばHyper-Vサーバ) hvserver01 をクライアント側(Server Managerを実行する管理用Windows10)で管理しようとするとき, サーバを信用するために, 管理者のコマンドプロンプトで実行すべき命令として,

winrm set winrm/config/client @{TrustedHosts="hvserver01"}

というのがよく書かれている.

英語で set と add の違いを知っている人, 可算名詞の後ろについたsが何を意味するかを知っている人には自明のことだったはずだが, 上記の命令は, hvserver01 以外を信用するな, というを言っている. つまり, 複数のHyper-Vサーバを, 1台の管理用Windowsに登録しようとすると, 1台目の設定においては上でよいが, 2台目に対して hvserver02 に置きかえた命令を行うと, hvserver01 を信用する設定は失われる.

Hosts を表現するのはコンマ区切りリストだそうで,

winrm set winrm/config/client @{TrustedHosts="hvserver01,hvserver02"}

としないといけない. 下の記事を読むまで, サーバ1台追加の作業は各々独立, 可換とは限らないことに気づけずにいた.