問題
host Debian のKVMで, virt-manager から開いた guest Debianのインストーラのウィンドウに キーボード入力できないという状況. virt-manager のフォームとかには入力できるので, X11 Forwarding や, よく解説されてるApple の X11がOptionキーにAltを対応させてない問題とは関係ないはず. むしろhost内でのVNCの問題だろう.
host にはグラフィカルデスクトップ(=X server)がはいっていなくて, 別の管理用local machineでX server を使ってるという状況です. けど, この問題と回避はこの前提には依存しないんじゃないかな〜
回避策
host Debian のターミナル内でコマンドラインツール virt-install でインストールを開始. あとで VNCで接続するので,
sudo virt-install ..... --vnc --vncport=5900 --vnclisten=0.0.0.0 ....
などとしておく. Xのwindowが開けないので停止するよ, というwarningが出たところで, 管理用local machineの のX serverから
ssh -X user@host virt-viewer --connect qemu:///system id
してウィンドウを開く. このウィンドウでは, インストーラに対して, マウス, キーボード入力ともできる. ここで, id はhost上で
virsh list
して調べておく. このインストーラでインストールが完了して再起動した後には, virt-manager から Open したguestウィンドウ内で, console, X11に対してマウス, キーボード入力が可能になる(だから, virt-managerの問題というよりは Debian インストーラまたはその相性の問題なんじゃないのかな〜ちなみに, virt-managerからOpenしたguestウィンドウにキーボード入力ができない状態で, 重ねて virt-viewerを使った場合には virt-viewerからもキーボード入力できない. だから virt-install を使わなきゃいけない).