YouTube Analytics の日付はどのTimezone?

YouTube Analyticsでは, 各動画の日ごとの視聴回数や視聴時間を確かめることができる. APIもあるらしい. 日が時間軸の集計でのもっとも細かい単位. では, この日にはどの時間帯 Timezone が使われているのか?

検索で得られた情報は, 一律に Google本社の太平洋時間 PT=PST/PDT (-0800)だというもの. しかし根拠が書いてないし, Google 公式のページでもない.

Google 公式のサポートページにはユーザごとにTimezone を変更可能だとする情報があるが, これはAdwordsのアカウントの話に見える.

限定公開の動画で自ら視聴して実験してみた. 2月なのでPDTでなくPSTの時期. 16:30 JST と 17:30 JST の視聴は2つの日付に分かれて集計されたので, たしかにPSTのようだ.

MOOCs などの動画をYouTubeに置いたときに学習の履歴を解析しようとすると, 日よりも細かい統計が欲しくなる. 限定公開にして, URLを書いたページのlogを使うなど, いろいろ工夫の余地はあるが, YouTube が細かい統計を提供してくれればそれがいちばん簡単なのだが.

LaTeXのgraphicxのincludegraphicsでjpg png pdf ファイルに使えるファイル名

graphicx パッケージは, eps に加えて, jpg png pdf 形式の画像ファイル(例 ファイル名.png )を読み込むことができる. その際, あらかじめ extractbb, ebb コマンドで, bounding box の情報を記録した ファイル名.bb を作っておく必要がある.

しかし, ファイル名.bb を確かに作った上で

\includegraphics{ファイル名.png}

したのに, platex すると

! LaTeX Error: Cannot determine size of graphic in ファイル名.png (no BoundingBox).

というエラーになることがある. ファイル名.bb が壊れているのか確認し, 試行錯誤した結果, 画像ファイル名.png が figure.svg.png のように"."を複数含む場合にこうなるとわかった. extractbb, ebb は figure.svg.bb を作るが, graphicx はこのようなファイルからbounding boxを取得できないようだ.

\ProvidesPackage{graphicx}[2014/04/25 v1.0g  Enhanced LaTeX Graphics (DPC,SPQR)]

での話.

Google Groups for Work の階層化(親子,部分)グループにおける権限の継承

Google Groups for Work には, グループを階層化する機能がある.
http://d.hatena.ne.jp/hig3/20120407/1333758594

以前は, 子グループを作成するときに親グループ1個の名前を指定する方式だったが, 現在は, 親グループへのメンバー追加として, 子グループのアドレスを追加する方式になっている(ということは多重継承=複数の親を持てるようになったのか? 未実験). ちなみに, loopを作ろうとするとそのたびに検証されて拒否される.

階層化グループがあったときに権限は親から子に継承されるのか? もちろんメッセージは親グループに投稿したメッセージは子グループにも渡されうるはずだが. 2個の矛盾しそうな記述を発見.

If you share content with a group that contains another group, the members of the sub-group will have the same access to the content as the parent group.

Use groups to share content - Google Apps Help

Groups that are nested do not inherit the permissions of the group they are nested in. For example, Region A, B, and C will not inherit the permissions of the larger group.

Add a group to another group - Google Apps Help
  • 親グループ=a group=parent group=the group they are nested in=larger group
  • 子グループ=another group=sub-group=groups that are nested=Region A,B, and C

これらは実は矛盾していなくて, 別の権限のことを述べているのだろう. 前者は Drive や Calendar をGroupで共有したときのコンテンツに対する権限の話(これにはカスタマイズの余地はなさそう. 嫌なら各子グループと共有せよ). 後者は Groups における投稿やmoderationに対する権限の話(各子グループの権限は親グループ内でカスタマイズ可能). そう思うと, 自然な仕様.

VirtualBox Host=OS X Mavericks, Guest=Windows Vista の両者から同時には OS X Server Snow Leopard のOpenDirectoryにbindできない? → コンピュータ名の衝突を避けろ

VirtualBox Host
OS X Mavericks or Mountain Lion
VirtualBox Guest
Windows Vista Business SP2

Guest は bridged network で, IP address はHost(static) と Guest(DHCP) でもちろん異なる.

Host は, 物理的に別な(virtual でない machine上で動作する)OS X Snow Leopard Server にbind ずみ. この状況で, Guest のVista が, 同じ OS X Snow Leopard Server のSamba Domain に参加しようとすると, Guestから

名前 (FQDN) の検証中に次のエラーが発生しました.
重複する(より短いNETBIOS名の可能性のある)名前がネットワーク上に存在します. 別の名前を選択してください. この操作をまだ試みますか?

ドメイン(Domain Name)の Active Directory ドメインコントローラに接続できませんでした. ドメイン名が正しく入力されていることを確認してください. 名前が正しい場合は詳細をクリックして…

などと言われて拒否される.

解決策:状況証拠しかないが,

  • DNSに登録された Host の FQDNのhostname部分 = Host の設定>共有で設定した共有名
  • Guest のコンピュータ>詳細設定>コンピュータ名で設定するコンピュータ名(NETBIOS名)

の2つが同じだったのがいけなかったようだ. 後者のコンピュータ名を変更したところDomainに参加できるようになった. Guestのエラーメッセージのいう「より短いNETBIOS名」というのは. FQDNの先頭部分とNETBIOS名とが衝突していることを言いたかったのか?

IP address は異なるのだかし, DNS hostnameとNETBIOS名は異なる概念だから勝手につければいいでしょ, と考えていたのだが. 調べると DNS hostname とNETBIOS名というのはどうも微妙な関係にあるらしい.

Camtasia:mac 2.8.2 から export した MP4/QuickTime がYouTube で変換失敗する → YouTube のヘルプに従って export したら変換できた

Camtasia は screencast を録画編集するためのソフトウェア.
https://itunes.apple.com/jp/app/camtasia-2/id478330793?mt=12
従来は, Share > Export でMP4 を選んで(それ以上に設定せずに)得たファイルを, 特問題なく YouTube に upload できていた.

最近, GUIやiconが変更された(現在2.8.2)が, 同じ方法だと YouTube への upload 後の変換が失敗する(ことがある)ことに気づいた. Share > YouTube も同様. 95%でプログレスバーが停止し, 「失敗しました (動画ファイルを変換できません)」「対応していない形式の動画です」などと言われる. Export option をいろいろ調整しても, この状況を変えられなかった.

ここに来て, YouTube のヘルプを見る.

https://support.google.com/youtube/answer/1694220?hl=ja

.camproj

.camproj はプロジェクト ファイルで、実際の動画ファイルではないため、下記の手順を行って .mov 動画を作成します:

Camtasia を開き、[Share] メニューをクリックします。
[Advanced Export] をクリックします。
ファイルの名前を入力し、[Export] プルダウン メニューから [Movie to QuickTime Movie] をクリックします。
次に、[Options] をクリックして、次の設定が正しいかどうか確認することをおすすめします:

動画の設定
圧縮: H.264
フレーム レート: 30 が望ましい。23.98、24、25、29.97 でも可
データ レート: 自動
キー フレーム: 自動
フレーム並べ替え: オフ

オーディオ/サウンドの設定
フォーマット: AAC
[詳細設定を表示] をクリックし、エンコーディング方式として [固定ビットレート] を選択します

その他の設定
サイズ: ビデオの元のサイズを選択します
[インターネットストリーミングを準備]: ファストスタート

ところが, Audio Encoding の Constant Bitrate は選べたように見えて, 実は選べていない. 画面がflushして警告する. Quality を Normal から Better / Best に変更すると, 選べるようになり, YouTube も正しく変換する. Stereo を Quad に変更すると, 選べるが, 正しく変換されなかった.

OS X Mavericks 上で Eclipse 4.4 Luna をアップデートしたらJDK7を要求された

Eclipse 4.4→4.4内でのアップデート. アップデート終了後に Eclipse を起動するようとすると, java version 1.6.8 じゃだめなので 1.7 にして, という警告がでて起動しない.

設定 > Java ではJavaプラグインは1.7になってるのだが… 一方, /usr/bin/java などは確かに 1.6.8 のまま. そこでJRE7 (java version 1.7)をhttp://www.oracle.comからダウンロードしてインストールしたが変化なし. JDK7(java version 1.7)をインストールすると, /usr/bin/java などが更新され, Eclipse も起動するようになった.

EclipseJRE さえあれば動くと思っていたのだが… JDKインストーラEclipse の求めるpathの設定をするのだろうか. JDK7からは Apple でなく OracleJava を配布するようになったのとも関係ある?

git や svn などのプラグインもいれているので, Eclipse 本体でなくそれらのアップデートに起因するかもしれない. JDTは使ってないので, JDT特有の話ではないと思う.

液晶プロジェクターにChromecastでワイヤレスプレゼンテーション with Google Chromecast and Google Chrome ブラウザ

いま, Google Chromecast が熱い. あの大きさで排熱機構もなしに動画をdecodeしているのだから無理はないが…

Apple TV の AirPlay Mirroring で, Mac/PC とプロジェクターをつないでワイヤレスのプレゼンテーションをするという記事を書いた.
http://d.hatena.ne.jp/hig3/20120914/1347628805

今となっては, Google Chromecast で同じことができるようになった*1. Google Chromecast のほうがだいぶ小さくてかさばらないので, 自分が持ち歩いて, 各会議室でプロジェクタに差して使うにはいいかも, と思って検証した. id:hig3 の環境はfirewall 下にあるということもあり, 下の2つの理由から, 不適当という結論になった. Google Chromecast は, 大量に買って全部のプロジェクタに挿しておくか, Mobile Routerのワイヤレスネットワークに接続して*2Mobile Routerとともに持ち歩くか, がよさそう.

  1. Firewall 下ではGoogle Chromecast は実質的に使えないように思える. http://d.hatena.ne.jp/hig3/20140601/1401616424
  2. Google Chromecast ではルーター変更のたびに factory reset が必要であるらしい(未検証). ネットワーク構成によっては, 会議室を移動するごとにfactory reset が必要になってしまいそう. 次のページでは, ワイヤレスアクセスポイントを変更する際にも必要であるかのように読めるが, 実際には, 登録してあったWi-Fiネットワークが見つからないと, 自分がアクセスポイントとなって, Wi-Fi再設定画面を出してくれるので, factory reset までは必要なかった. https://support.google.com/chromecast/answer/3210071?hl=ja

他にApple TVのほうが優れている点

送れる画像の種類

AirPlay Mirroring ではデスクトップをそのまま送れたが, Chromecast ではChrome ブラウザのタブしか送れない.

とはいっても, Chrome ブラウザでは Webページや HTML ばかりでなく, PDF が表示できるし, Google Drive や office.com で PowerPoint 形式のファイルが表示できるし(インターネット接続が必要), Google Presentation でオフラインに保存したPresentation を表示できるし, 動画ならYouTubeに置いておけばよい. プログラムを実行してみせる, ような用途(それだって, 動画をとっておくか, Google Hangoutを使うかすれば…)以外はカバーされる.

Google Chromecast のほうが優れている点

サイズ
電源

USBからもとれる.

マルチOSサポート

Android/Windows/Mac に対応.
なお, Apple TVも, サードパーティのソフトウェアを利用すれば, Windows で使える.

Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A

Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A

*1:Android ならMiracast という選択肢もある

*2:iPhoneWi-Fi tetheringは, UPnPに対応していないためかエラーになった