OS X 10.7.3, 10.6.8, Fink 0.32.4.1, texlive-0.20110705-103, dvipdfmx-20110311, an extended version of dvipdfm-0.13.2c で検証.
dvipdfmx は default では日本語フォントを埋め込まない設定になっている.
そのたびに指定する方法
/sw/share/texmf/fonts/map/dvipdfm に ptex-noEmbed.map, ptex-kozuka.map などの見るからに機能が想像可能なmapファイル群が置かれている(そして/sw/etc/texmf-config/web2c/updmap.cfgでptex-noEmbed.mapが選択されている)ので,
% dvipdfmx -f ptex-kozuka.map file.dvi
などとすると, ptex-kozuka.map が上書きロードされて, 小塚フォントが埋め込みされる.
ただし, これらのファイル内で記述された名前でフォントファイルがtexmf tree下に存在することが前提. よくありそうな, ヒラギノを使う設定では, /System/Library 内にある .otf が, HiraKakuPro-W3.otf などの名前でsymbolic linkされている必要があるが, これらは /sw/share/texmf/fonts/opentype/appleotf の下にすでに作られていた. 手でこれらを作った場合には,
% sudo mktexlsr
が必要.
Default で埋め込むようにする方法
% dvipdfmx file.dvi
だけで埋め込まれるようにしたい場合, /sw/etc/texmf-config/web2c/updmap.cfg を編集し(いちばん下に見るからにわかるマクロ定義がある. ただ, このファイルはupgradeのたびにdefaultに戻るから, 直接編集するなと書いてある), そのあと
% sudo updmap-sys
することで, /sw/var/lib/texmf/fonts/map/dvipdfm/updmap/kanjix.map などを更新する.